炭酸ガスのボンベは大きいものの方がkg当たりの単価が安くなります。
ですから大きなボンベを選んだ方が良いのですが、30kgのボンベの工事費はもっとも高くなり、施設によっては割と大きな金額になる可能性があります。
何故30kgボンベの工事費が高くなるかと言えば、30kgとはガスの量を示しており、30kgのボンベの重量は80kg以上になるので必然的に施設外に置く事になり、ガスを送るための配管工事費が必要となるからです。また30kgボンベは配達頻度が減りますので、集合装置というもので幾つかのボンベを連結しておく必要があります。この集合装置の費用もかかります。
10kgのボンベであれば重量が15kg程度なので、シャワーブースの付近のバックヤードにおいてスタッフで交換できますので配管工事費が安くなり、集合装置も必要ありません。
10kgと30kgのボンベではkg単価がかなり違うのですが、利用数が少ないうちは金額的にはそれほど大きく変わってきません。
シャワーブースの工事はボンベの種類に関わりません。
よって、導入する時点では、10kgボンベを選択し、30~40人/日レベルの利用数の増加が確信できたところで30kgボンベの利用を検討するのがベターな方法だと思います。